お菓子がふくらむ4つの理由

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お菓子は空気の膨張によって膨らむ

お菓子は生地を膨らませることで美味しくなることが多いですが、生地が膨らむ理由のひとつは「空気の膨張」です。
空気は温度によって、体積が異なり、温度が高くなるほど膨張するという性質を持っています。
お菓子の生地には、目には見えませんが粒子の間に空気がたくさん取り込まれており、これがオーブンで加熱されることによって膨張します。

体積が大きくなった空気は、周りの生地を押し広げるようになります。
するとお菓子自体が膨らむようになり、ふんわりとした食感が生まれるのです。

水蒸気も膨らむ理由のひとつ

お菓子が膨らむもう一つの理由は「水蒸気」です。
水蒸気も空気と同じで、温度が高くなると体積が大きくなる性質があります。
1mlの水蒸気がオーブンなどで加熱されると、約1500倍ほどにもなります。
つまり多少の水蒸気を含んでいるだけでも生地は大きく膨らむことが多く、ふっくらかつしっとりとした食感を生み出します。

酵母菌や化学反応が要因になることも

酵母菌や化学反応も、お菓子を膨らませるポイントです。
お菓子でよく使われるパン生地には、イースト菌という菌を含ませることが多いです。
このイースト菌は酵母菌と呼ばれるもので、生地を30度くらいの温度に保つとお菓子を膨らまします。

イースト菌はこの温度で働きが活発になり、菌そのものが活動のために必要となるATPという物質を作り出します。
このときに二酸化炭素を生じますが、この二酸化炭素が膨らみの原因になります。

また、化学反応が起こることも、お菓子がふっくらした感じになる要因です。
化学反応とは、2つの異なる化学物質が、別の物質を生み出すことです。
お菓子の記事の中にはさまざまな物質が含まれており、これが化学反応を引き起こします。
化学反応は通常の温度では起こりませんが、加熱すると記事に含まれる粒子の動きが活発になり、反応しやすくなります。

お菓子で起こる代表的な反応が、「炭酸水素ナトリウム」による反応です。
炭酸水素ナトリウムは重曹に含まれている物質で、加熱すると炭酸ナトリウムと水、二酸化炭素を生じます。
この二酸化炭素がお菓子の生地を美味しくしてくれるため、重曹はスイーツを作るときによく使われます。

また、ベーキングパウダーも広く用いられていますが、これは酒石酸という物質を生じます。
酒石酸のほうがより生地を膨らませやすいため、人によってはこちらをよく使うことも多いです。
化学反応は少し難しく感じるかもしれませんが、お菓子を作るなら知っておきたい知識です。

このようにお菓子が膨らむ原因は、さまざまなものがあります。
紹介した4点を理解し、作りたいお菓子に合わせ使い分けられるといいでしょう。

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